2011年5月30日月曜日

2クール終了でCT。

ベンダムスチン+リツキサンの2クール目終了でCTを撮った。

R-CHOPだと、こういうタイミングで撮ることはないような気がするが、
ベンダムスチンをあと何クールするか目安にするために、
主治医はこのタイミングを選んだような気がする。
(というか、そのへんちゃんと聞いておけばいいのだが…)

ここのところ、顔に蕁麻疹みたいなものが出やすくなっていて、
今日も出ていたのでCT造影剤をどうしたものかと思ったが、
「ま、大丈夫だろう」と造影剤を入れてもらった。
とりあえず無事。

顔に出ているものと関係があるかもしれないと、
ベンダムスチン(トレアキシン)発売元のシンバイオ製薬のサイトを見た。
(2010年12月10日から今年4月9日までの955登録症例の調査結果)
http://treakisym.com/pdf/pms1_2.pdf


血管痛もふくめ、こういう副作用が報告されている。
まあ勝手に判断しちゃいけないが。



←血管はやはり多い。




←顔と関係あるのか?






でも、ほんとに怖いのは感染症みたいですよ。

2011年5月27日金曜日

さて。

1週間仕事も頑張れたし、週末はゆっくりしよう。

サラリーマンから自分に戻るんだ。




別のものに戻っちゃいましたよ。

2011年5月26日木曜日

コメントお礼。

>tokomaさん
隼の写真をひと目見てわかったのですが、tokomaさんのブログを何度も読んでいました。
ただ現在のブログでなく、以前のものだったと思います。

はやく良くなって、北海道の道をどっかーんと走ってください。
(入院中のブログを読むのも楽しみですが)

>suuさん、
イノツズマブ(CMC-544)については↓の内容を参考にしたんですが、
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/sp/eha2010/201006/515583.html
suuさんが寛解したという事実は大事で、私が資料を読み違えてるのかもしれません。
前の投稿を修正します。

しかし、最新中の最新という治療を受けたんですね。すごいです。
また経過を教えてください。

wはワタナベですよ。

2011年5月25日水曜日

言葉。



悪性リンパ腫患者のブログを見て、白血病のブログを見て、
そのうち他のがん患者のブログも見るようになった。

興味本位のしょうもない読者だ。

でも、その中には忘れたくない言葉がいくつもあって、コピペしてファイルに残してある。
そして時々読む。
今日みたいに疲れて帰った日とかにだ。

上はmaruさんという女性の「いのちの日記」にあった文章である。
(maruさんは、今年1月の終わりに亡くなった)

これを読むと、いつも心がしんとする。
はたせない思いを、こんなに静かに書いていく、その気持はどうだったのか?




だんだん無断転載だらけのブログになってきましたよ。


2011年5月22日日曜日

ベンダムスチン+リツキサン:その2

2クール目を終えて10日たった感想。

【効果】
気になっていた左首の腫れは触っても感じられなくなったが、
逆に右首の腫れは、わずかに残っているようにも思う。

【副作用】
2クール目に使った右腕の血管がかすかに黒ずんできた。
さわるとちょっと痛いが、左腕(1クール目)にくらべるとまったく軽い。
ベンダムスチンは2日間の投与になるが、
通院治療の場合は同じ血管を使わないようにしたほうがいいと思う。

倦怠感が続いているが、これは治療の副作用なのかはっきりしない。
骨髄抑制は採血をしていないのでわからない。
ちょっと貧血気味かもしれない。
横になると左足が痛くなることがある。足が攣りやすい。

全体に1クール目と大きく変わらず。


見た目にはまったく病気と思えませんよ。

2011年5月20日金曜日

不都合な数字: その1。

治療が少し順調だからといって、うかれていたら大間違いだ。




←大間違いの図














再発になって、あらためて濾胞性リンパ腫について調べてみると、
「こんな大事なことも知らなかったのか!」という事実に、いくつか出くわした。

まず、この病気で生死に一番かかわりが大きい問題「形質転換」である。
なんで、こんなに形質転換にこだわるかというと、初発で右も左もわからない時、
食い入るように見ていた濾胞性リンパ腫の闘病ブログのブログ主さんがこの状態になり、
みるみる亡くなってショックを受けたからだ。
げっ、こんな病気になってしまったのかと。

そのブログ主を、仮に「かっぱさん」としよう。
↓私がまとめた、かっぱさんの病状だ。多少事実と違う部分はあるかもしれない。


ちょっと見えにくいが、かっぱさんは2004年に濾胞性と診断され、
R-CHOPを8回やって2005年11月寛解(CR)。
その後2006年10月ごろ再発して、リツキサンとフルダラで治療。
このころから、もうリツキサンがあまり効かなくなってきている。

そして2008年後半に形質転換が進み、もうどんな治療をしても効果がない状態になり、
2009年9月ごろに亡くなってしまう。
最後の7カ月は、フルダラ→R-EPOCH→R-DeVIC→VNCOP-B→C-MOPP
これに放射線も加えるが、何をやっても効かず、移植にもっていくことができなかった。
5回目のC-MOPPにいたっては、ホジキンリンパ腫のレジメンで、やけくそとしか思えない。
かっぱさんはその間、いかに不安で苦しかっただろう?

形質転換が進むと、頼みのリツキサンが効かなくなる。
ゼヴァリンも効きませんよと、医師から冷たく言われることになる。
従来どおりの大量抗がん剤治療を、効果が上がるまで取っかえ引っかえやって、
なんとか移植(自家移植でなく、造血幹細胞移植)を目指すしかないが、
その移植成績でさえ、形質転換の場合は低下してしまうらしい。
お手上げだ。
(suuさんからのコメントでわかったが、イノツズマブ(CMC-544)は期待が持てるようだ。
 あとレナリドマイドも効果があるかもしれない)


初発のときに調べた記憶だと、濾胞性リンパ腫で形質転換が起こる確率は3%だったはずで、
これならなんとか逃げ切れると思っていた。

ところが、いま調べてみると、3%は「毎年3%」のことらしく、
10年間で30%の確率になるのだということがわかった。
さらに長いタームをとると50%程度の確率になるとのことだ。



なんで、こんな人生設計にも関わるような事実を見逃していたんだろう。

濾胞性リンパ腫は、緩やかな川をゆったり下っていくような
慢性病のようなものだと思おうとしていたが、こりゃ無理だ。




 ←きびしい現実







というか、もう10%近い危険度じゃないか。


でも今回の数値は、ネットを探してもなかなか見つからるものではなかった。

たぶん、実際に形質転換をした患者だけに、医師がこっそり言うことなのかもしれない。
「実はね、こうなってたんですよ」と。



今回はビジュアルがいっぱいあって、やりがいがありましたよ。

2011年5月18日水曜日

憧れ。

8時30分に家に帰ってご飯を食べ、10時ごろ耐えがたい眠気に襲われて寝る。
今は午前3時すぎ。足の痛みと顔のかゆみで目がさめた。

会社の仕事がハード過ぎるというわけではない。
55歳の人間にとって平均的なものではないだろうか。
普通の人だったら、週末はお出かけしちゃおうかなんて考えるレベルと思う。
だが私はミイラのように眠りたい。

まあ、今こんなことを嘆いてもしょうがないか。
初発の治療のR-CHOP6クールが終わった直後、
自分はもう一生走ることなんてできないだろうと思ったが、
1年後には点滅する歩行者信号に突進していたのだから。


でもやっぱりちょっとミイラには憧れますよ。
(ゾンビも可)

2011年5月15日日曜日

動けず。

やっぱり、この土日はだるかった。
たった2日会社に出ただけでこれなのかと思うと、先が思いやられる。

まあ、1クール目の骨髄抑制(といっても無かったに等しい)が
治療後3日~1週間でピークになったことを考えると、
いまが一番きびしい時なのかもしれない。

月曜日の出社が、エベレスト登山みたいに思えてくる。







社会風刺ですよ。

2011年5月14日土曜日

出社してみて。

今週は木・金曜だけの出社だったので、体調的には問題なかった。
家でごろごろして体力温存につとめた成果といえる。

一番たいへんだったのは、通勤。
節電対策で、多くの駅ではエスカレーターが止まっている。
運動不足なのか、治療による倦怠感なのかわからないが、階段を登るのはつらい。
健康ならこんな階段なんて何の苦もないんだろうな。
軽々と登っていく人たちの後ろ姿を見ながら、すこし悲しくなった。

そう言えばMRIについて書くのを忘れていた。
月曜日、化学療法室で点滴を受けているとき、主治医がわざわざ教えにきてくれたのだ。
検査の結果は、問題ないとのこと。
脊椎への浸潤は、画面上は見られないようだ。
初回の治療によって消えた可能性があるらしい。
1回でそんなに効くのかと、ちょっと驚いた。


抗がん剤のセールスマンのような文章になりましたよ。



ちなみに、おととい“出社”というタイトルの投稿をしたのだが、
きょう誤字を一文字だけ訂正したら、なんと投稿日が変更されてしまい、
投稿の順番がむちゃくちゃになったので削除した。
その時の“上司”のビジュアル↓がもったいないので再掲。








「ブルー君、ブログにエネルギー使いすぎだよ」

2011年5月11日水曜日

2クール目追記。

2クール目の治療を終えて1日が経過したので感想。

制吐剤(カイトリル)の効果が切れたらしく、多少のむかつき感がでてきた。
と言っても、日常生活には問題ないレベル。
会社に出ようと思ったら、可能だったと思う。
ただ、うんこが出ていないので、お腹は快調ではない。
これはベンダムスチンの副作用かどうかは不明。
食欲もなくはないが、あまりすごいものは食べたくない。ユッケとか。

2日目(昨日)のベンダムスチン点滴は、速度を落として通常1時間を2時間にしてもらった。
また、看護師さんが血管を温めてくれた。
そのせいか、いまは痛みを感じない。

効果のほうであるが、体感的には効いていると思う。
いつものとおり首のリンパ節を触ってみたら、もう痕跡も感じられない。

ベンダムスチンだけでなく、リツキサンも効いてるのかもしれない。
初発の治療の時に主治医からフローサイトメトリーを見せられ、
「あなたはリツキサンがよく効くと思います」と言われた。
実際そのとおりだったが、今回も同様なのかも。

ということで、明日から出社する。


だらだら生活も終わりですよ。

ちなみに。


←今後の治療の予約票だが、
 よく見てみると…

      














そんな時間に起きられませんよ!

2011年5月10日火曜日

治療2クール目終了。

9日はベンダムスチン(トレアキシン)+リツキサン。 
そして今日はベンダムスチン単剤。

■吐き気はない。
たまにムカつきを感じるような、そうでないような。
無理をせずに素麺、アイスクリーム、フレンチトーストなど食べやすそうなものを食べた。
(と言っても、フレンチトーストって「食べやすい」ものか?)
今は制吐剤が効いている。切れたらどうなるか、確かめたい。

■倦怠感。
重力が1.5倍になったような体の重さを感じる。
ただ、不快感のようなものは特にない。
横になっていると楽なので、またたくさん寝てしまう。

■血管痛。
今回は、1日目が右腕側面、2日めが右腕真ん中に打ってもらう。
今のところ、打った跡は痛い。
「しっぺ」をされたら、大声を上げてしまいそうだ。

点滴中、特に意味もなく動画を撮ったら、これといって意味のないものができた。






今日も素麺ですよ…。

2011年5月7日土曜日

母の日

特養にいる母親をたずねる。
アルツハイマー症で、自分の名前がわからない。当然、私の名前も妹の名前も。
何かをしても、聞いても、話しても、その記憶は数秒も残らない。
字が読めない、書けない。
いろいろなものの概念が失われている。
たとえば急須が前にあっても、それが何を意味するのかわからないみたいだ。
不幸とか不満といった概念もないみたいだ。
まあ、幸せだってないのかもしれない…。
話しを聞いてみたいが、会話は1ミリも進まない。

どんな世界に住んでいるのか、あなたは?







会うと楽しそうだがなあ。










頭は、まあ完全にアレだが、体は私よりはるかに元気だ。


でも、自分の息子が男か女かくらいはわかってほしいですよ!



2011年5月6日金曜日

気になるところ。

順調とはいえ、体調的に「うーーむ」と感じる部分はある。

■耳鳴り。
もう半年以上、常に耳鳴りがしている。
キーーンという高音が両耳でなっている。
耳鼻科で検査してもらったが、聴覚を損じているわけではないようだ。
普段の生活ではさして気にならないが、寝るときにはうるさい。
ずっとジェット機に乗ってるのかと。
この耳鳴りのせいで、中枢神経への浸潤を疑ったのだが、いまは問題ないようだ。

■腕の血管痛。





抗がん剤の点滴跡をさわると
硬くなっていて、いまも痛い。 


血管も黒ずんでいる。
腕を伸ばそうとするとつっぱる。




9日の治療には右腕を使ってもらおう。




■左足が痛い。
前に述べたが、この左足の痛みを調べるためにMRI検査をし、リンパ腫が見つかった。
その時から痛みは続いている。
夜横になったとき、左膝の裏と足の付け根がじんわり痛む。
軽い神経痛といったところか。
これは明らかにリンパ腫のせいだと思うが、
検査の結果では、病気の進行による痛みではなさそう。
骨がやられた後遺症だと、自分では納得している。

■咳きこみ。
横になると咳がこみ上げてくる時がある。
胃酸の逆流のせいだと思う。
ただ、2008年の治療の際、肺に水がたまった状況と
同じような感覚でちょっといやになる。
あの時は横になって寝るのが苦しかった。
現在はレントゲンなどを撮っても異常なし。

まあ、この程度なら、人生のスパイスと考えるべきか。


そろそろ55歳だし、いろいろあるんですよ。

2011年5月4日水曜日

連休。

会社に連絡すると、連休中は社内の引越しがあるとのことで、2日と6日を休んだ。
9日、10日は化学療法があるので、1日おいて12日から出社することにした。

それまでは、心ゆくまでだらける予定である。








←だらけイメージ












いつまで寝てられるか挑戦ですよ。

2011年5月2日月曜日

外来診察。

退院後はじめての診察日である。
血液検査のあと、主治医の診察を受ける。

■血液検査は異常なし。
白血球数は3000とやや低い。赤血球数も基準値を少し下回っている。
LDHは基準値をわずかにオーバー。
免疫グロブリン(IgG IgM IgA)は基準値を若干下回る。
など、細かく見ればいろいろあるが、大きくは問題なし。
5月9日のベンダムスチン+リツキサン2回目投与は予定どおりおこなう予定。

■首周りリンパ節の触診は、「大変よい」。
薬が効いていると考えられる。

■マルク、ルンバールの結果も大きな問題はなし。
中枢神経への浸潤を心配する必要はなさそう。

ということで、順調である。

その後、MRI検査を受ける。
結果は5月9日の化学療法前の診察で教えてもらえるそうだ。

実は、2008年7月のMRI検査で、この病気であることがわかった。
腰の骨に浸潤しているリンパ腫の画像がみごとに写ったのだ。
骨の中にもやもやとしたカビのようなものが侵入している衝撃的な画像だった。
いま同じような画像がネットにあるかと探したが、見つからない。
MRI検査を受けた病院(現在の病院とは違う)で画像をいただいておけばよかったと思う。



ちなみにMRIのビコビコする音が大好きですよ。

深夜。

咳がでて目が覚める。
胃酸が逆流しているのか?

昨日は、奥さんの妹夫婦がお見舞いに来たため食べ過ぎた。

トースト1枚、目玉焼き、ベーコン、ブロッコリーひと株、ヨーグルト1個、
味噌汁、大福(大)1個、う巻き(大)一切れ、焼き鳥一串、柳川鍋3分の一、
うな重1人前、肝吸い、シュークリーム1個。







←お食事イメージ












食い意地というのは、おそろしいもんですよ。