2011年6月28日火曜日

首が張る。

首の左側が張っていて心配だ。

そういう時は、リンパ腫以外に原因を探したくなって
ネットで「首 張り」といったキーワードを検索したりする。

ひと通り検索して、じゃあいちおう画像も見ておこうかと、
「首 張り」をGoogleで画像検索した。

トップに出てきた画像がこれ↓


















もう、どうでもよくなりましたよ…。

2011年6月26日日曜日

悪性リンパ腫と白血病。

ベンダムスチンとか、リツキサン、フルダラといった薬について検索していると、
「慢性リンパ性白血病」にも有効といったページにいきあたることがある。
気になって調べてみると、濾胞性リンパ腫と同じB細胞のリンパ腫で↓こんなことらしい。

「慢性リンパ性白血病とは血液成分に含まれるリンパ球という白血球ががん化した病気のひとつです。小リンパ球性リンパ腫と同じものと考えられています。病気の広がり方によりリンパ節での増殖が主体であれば小リンパ球性リンパ腫、血液中のリンパ球増加が主体であれば、慢性リンパ性白血病と呼ばれます。血液中に成熟した異常リンパ球が著しく増殖します。」

また、慢性から急性(急性リンパ性白血病とは別物)に転化することもあるし、
「リヒター症候群」といって、びまん性大細胞リンパ腫に転化することもあるらしい。

進行は10年単位だったり、初期症状は倦怠感(けんたいかん)や食欲不振、
寝汗を伴う微熱、体重減少だったりするし、形質転化もあるしと、
濾胞性リンパ腫によく似ているところがある。
そもそも「小リンパ球性リンパ腫」とも言われているわけだし。

しかし、慢性白血病と闘ってきたら、ある日
「リヒター症候群というものがあって、きょうからあなたは悪性リンパ腫!」
なんて言われた日には天地がくるくる回りそうだ。
リヒター症候群は非常に厳しいらしい)


そういう自分だって、「きょうからキミは骨髄異形成症候群!」
なんて言われる可能性もあるわけで、どうなってるのか知りたくなった。















↑これは、患者会の方がまとめたもので、専門家が見るとどうなのかという部分は 
 あるかもしれないが、大きく見るとこういうことなんじゃないか。
これを見ると、濾胞性リンパ腫と慢性リンパ性白血病は、B細胞の分化段階の比較的近い
ところでがん化しているようだ。
根拠はないが、血液のがんは分類的に近いところにいる病気は、治療法も近い気がする。
濾胞性リンパ腫の薬が慢性リンパ性白血病にも使えるということは、
逆もあるのではないかと思うのだが、どうだろう?


知ったかぶりもいい加減にしとかないと、ボロが出そうですよ。



2011年6月23日木曜日

日常。

体調が良くなってくると、日常が戻ってくる。

まあ、日常なんだから、そんなに素晴らしくも面白くもないわけで、
たとえば会社帰りに

「あー、仕事ってめんどくせえ」とか、

「きょうの夕飯はなんだろうかね」とか、

「このあいだ、道にガマガエルがいたなあ」とか、

どうでもいいことを考えながら、駅から家に向かったりすることだ。

でも、それが安らぐ。
もし、痛かったり、苦しかったり、不安にとらわれていたりしたら、
どうでもいいことを思いながらわが家を目指すなんて、きっと難しいだろう。

明日や明後日が、今日と変わらない明日や明後日でも、
それはそれでいいような気がちょっとしている。

というか、ほんとにどうでもいいことを書いてしまった。


家がみっしり並んでいる住宅街に
ガマガエルがあらわれる。
近くに池や水たまりはまったくなく、
なんでこんなところで生きているのかわからない。
すごく貴重な生物と出会った気になる。 

ガマガエルよ、
おまえはどこから来て
どこへ行くのか?

(ガマガエル) 
どこにも行きませんよ!


2011年6月19日日曜日

CHOPの後遺症。

爪を切っていたら、「あ、そう言えば気にならなくなったな」と思った。
2年以上続いていたCHOPの後遺症が終わったのだ。

初発の治療でしたR-CHOPのうち、CHOP部分は2009年の2月に終わったが、
髪の毛が抜ける、手がしびれる、指の皮膚がただれる、関節が痛むなどひと通りあり、
最後に残ったのが「手足の爪がボロボロになる」だった。

手の指は(全部ではないのだが)、ほおっておくと伸びないで崩れてしまう。
仕方がないから手でそれを剥がして、やすりで整形していた。

足の指はもうちょっと危険で、親指が巻き爪になり、皮膚にめりこんだ。
ほかの爪のようにボロボロになればいいのに、その巻き爪部分だけはトゲのように鋭くて
足の指をなにかにぶつけたりすると、激痛が走るだけでなく血まで出る。

しかも、これもCHOPのせいだと思うのだが、歩くときに足がちゃんと上がっていないらしく、
一日に何度か親指をぶつける。
そのたびに「どわああっ」とか叫んで、おどろいた奥さんが飛んできたりした。
トイレットペーパーの芯とか、樹脂製の包帯容器とかを切って、
足の親指に巻いてプロテクターにして、「ナイスアイデア!」とか言っていた。
最終的には、病院でトゲ部分を取りだしてもらったが。

その爪が、やっと元に戻った。

今となっては笑い話だが、当時は半泣きだったな。






なんて余裕をかましてますが、
実はまだ巻いてますよ。

2011年6月17日金曜日

豆しば




ネズミを食べるとアレルギーが出る人は、注意してくださいよ。

2011年6月16日木曜日

ベンダムスチン? トレアキシン?

いまのところ、このブログの主役はベンダムスチンと言っていいだろう。
でも、主役の名前はこれでいいのか?
ベンダムスチン(一般名)なのか、トレアキシン(商品名)にするべきなのか、
いまひとつわからない。

入院していた病棟では、医師も看護師さんもみんな「ベンダムスチン」と呼んでいた。
でも、通院治療で化学療法室に行くと、「トレアキシン」と言われる。
二つの呼び方が、まだ並行してで使われている状態だ。

まあ、患者は混乱することもないだろうけれど、
濾胞性リンパ腫と診断されて、初めてネットで情報を調べている人などは苦労しそうだ。
早くどっちかに統一されたほうがいい。

普通の場合は商品名なのだろうけれど、主治医を含めて医師は
ベンダムスチン派のような気がする。
最終的にはどっちの名前で呼ばれるようになるんだろう?
一般名のベンダムスチンになったら、珍しいケースだと思うが。

ちなみに一番驚いた一般名は「ゲムツズマブオゾガマイシン」。(商品名マイロターグ)
こんなものが体の中に入ってきたら大変だあ、みたいな。

いま検索したら、この名前にぐぐっときている人が、あと2人ほどいた。



でも、アメリカでは発売中止になっちゃったみたいですよ。

2011年6月15日水曜日

ベンダムスチン+リツキサン:その3

3クール目を終えて1週間がたった。

【効果】
CTの結果、2クールまでの経過はいいようだ。
主治医とゆっくり話す時間がとれなかったので、詳しくはわからない。

【副作用】
治療1日目の月曜から、土曜まで、むかつき感と胃の痛みがあって辛かった。
妻が持っていたタケプロンを勝手に飲んでみたら、かなり良くなり、
ようやく昨日、会社で昼飯を食う気になった。

また、治療後4~5日間は体がだるくて、ふらふらした。

通院の治療中は血液データを見られないが、入院中のデータではだいたい4~5日くらいで
白血球数が底まで落ちこみ、それから少しずつ回復していったので、
ベンダムスチンは早めに骨髄抑制が出て、早めに回復するのかもしれない。

ということで、治療後1週間くらいが副作用の山になるんじゃないかと思う。
個人的な経験からなので、あてにはならないが。

全体に言うと、ものすごい体調不良や骨髄抑制はない。
血管も今回はあまり痛みが出なかった。

いまは左肩がちょっと重い。
あと、なぜか両耳の穴の中がかゆい。

久しぶりに会った奴に治療の大変さを語っていたら、
「でも太ったじゃん」て言われちゃいましたよ…。

2011年6月11日土曜日

免疫グロブリン?

軽いむかつきと胃の痛み、倦怠感と息切れ、頭痛、左肩の鈍痛などが続いている。

きのう、会社で同僚に「いつも食べているものが、食べられなくなってね」と話したら、
「それって、つわりと同じようなものじゃないか?」と言われた。
まあ、二人とも男なので、ううむと首をひねるしかなかったんだが。

あまり意味ないな、この話は…。


さて、リツキサンは今回も効果を発揮していると思うのだが、また疑問がわいてきた。
リツキサンを使っていくと、だんだん免疫グロブリンが減ってくるのである。
初発の時に、リツキサンの治療を8回受けた(R-CHOPで6回、単剤2回)のだが、
治療後に免疫グロブリンの数値が下がっていった。

主治医はリツキサンが原因であることを疑ったが、念のため定期的に服用していた
バクタなどの薬をすべてうち切って様子をみることになった。
しかし、免疫グロブリンの数値は回復することがなかったので、
主治医の中ではリツキサン主因説が固まったのだと思う。
そうした理由で、リツキサン維持療法というものはしていない。






2009年8月が最低値で、
http://www.mikanbox.com/md-lab/column/imashuku/column2_14.html
↑この内容が確かなら、Ig G 435mg/dl は注意が必要な値ということになる。

それぞれの数値は、ゆっくり回復して今年の3月28日には正常値に近づいたのだが、
治療が2クール終わった段階=リツキサン2回を使った6月6日には、低下傾向に入っている。

これが今後どこまで下がるのか、下がると大変なことが起きるのか?
前に書いた「B細胞ゼロ」となにか関係があるのか?
というか、ほかの人は免疫グロブリンって下がらないのか?


免疫ってヤツは、わからなすぎですよ…。

2011年6月8日水曜日

コメントお礼

>tokomaさん

リフレッシュ中と思います。
もしかして、だいぶ体調がよくて「ちょっと一杯」という感じなのでしょうか?
私もアルコールは好きなんですが、初発のときも再発の今回も、
治療中はいまひとつ飲む気にはなれないんです。
どこか怖いんでしょうね。
「今さらどうにもならないから、その何とかクールの間に飲んじゃおうぜ」と会社の同僚は誘うんですが。

>suuさん

返答なしですみません。
お聞きしたいこともあるんですが、まとめられなくて…。

2011年6月7日火曜日

治療3クール目終了

6日にベンダムスチン(トレアキシン)+リツキサン、今日はベンダムスチン単剤。
1日目はきつかった。
治療中、どんどん体が重くなってきて、火照ったような感じもしてきた。
夜7時過ぎ、治療が終わった時には、かなり気分が悪くなっていた。
家までは電車と徒歩で40分ほどだが、えらく遠い。
はげしく酔っ払って帰ると、いくら歩いても永遠に家に着けないような
絶望的な気分になったりするが、それと同じ感覚だ。
こんなのがいつまでも続いたら、かなわんと思いながら寝た。


2日目(今日)は、何事もなし。
ということは、1日目のつらさは、リツキサンの軽いアレルギーとか、
ポララミン(アレルギー止め)のせいだったの だろうか?
体というのもはわからないものだ。

■現在吐き気はない。
  ただし、うんこがたまっている状態で治療を受けたので、胃が重い。
  すっきり出してから治療にのぞんだほうが、気分的に大いに楽だということがわかった。

■血管痛を避けるため、ベンダムスチンの投与時間を2時間にしてもらったり、
  点滴中に血管を温めてもらっている。痛みはそれほど気にならない。

治療の前に、主治医から5月30日のCTの結果を簡単に教えてもらった。
「たいへんいい」とのこと。
2クールまでの治療がよく効いているようだ。
7月4日に4クール目をしたあと、PETで確認しその先どうするか決めようということになった。

うまくいってるみたいですよ。

2011年6月1日水曜日

B細胞ゼロ?

話しは2009年、R-CHOPで寛解したしたときにさかのぼる。

その年の10月、インフルエンザの予防接種を受けるべきか主治医に聞いたところ、
「ブルーさんは、いまB細胞がゼロの状態だから意味がないでしょう」
というようなことを言われた。
それが文字通り、体の中のB細胞が1個もなくなっているということか、
比喩みたいなものかよくわからず、「はあ、そうですか」とそれ以上聞かなかった。

その後ちょっと調べて、リツキサンはCD20が発現していれば、
がん細胞と正常細胞どちらも消失させるらしいとわかって、そんなものかと思った。

でもちょっと待てよ、リツキサンでもう一度そんな状態になって大丈夫なのか?
今回再発して改めて調べてみた。

リツキサンの標的になるCD20は、
・Pre-B細胞から、成熟B細胞まで細胞膜表面に発現している。
・正常細胞、腫瘍細胞どちらにも発現。
・幹細胞や終末分化段階の形質細胞には発現していない。
・B細胞リンパ腫の約95%に発現

ということだそうだ。
では、B細胞の成長段階と、CD20の発現をわかりやすく図解してみよう。











ちっともわかりやすくないじゃないか!

まあ、赤線を引いたところのB細胞がリツキサンに消されていくということなんだろう。
リツキサンの効果は半年ほど持続すると言われているので、
この間にB細胞がどんどん無くなっていくことは想像できる。

でも、ゼロというのは非現実的ではないかと、今回は思ったわけだ。
B細胞なしでどうやって生きていけるのか、感染症などで死んでしまうのではないか?
それでさらに調べてみた。

結論を言うと、さっぱりわからない。

↓ここに書かれていることを理解するので精一杯だった。
http://www.md.tsukuba.ac.jp/basic-med/immunology/hitome1.htm

要するに免疫の記憶がどっかにあって、それが非常に長い間保存されるので、
一時的にB細胞がなくなっても、死ぬようなことはないらしい的な…

予防注射の効果がずっと続くのと同じみたいな的な…

リツキサンでB細胞が消失しても、新しい病原体とかウィルスに出くわさない限り
なんとかなる的な…。

とにかく手洗い、うがいですよ!