「問題ありませんでした」
と主治医は言って、検査結果をPCの画面に表示した。
PET画像はモノクロだった。
“画像に色がついてなくて、どこ見りゃいいんだ?”と思ったが、
にこにこしている主治医の顔を見ると、ばっちり効いているということはわかった。
ありがたいことだ。
次に血液検査の結果。
今回は5日に検査をしておいたので、sIL-2R(可溶性インターロイキン2レセプター)の
数値も出ていた。
sIL-2R:248 (基準内)
こちらも問題なしということで、和やかに診察終了。
(ちょっと全体的に血が足りてない感じもするが)
考えてみると、去年の8月にゼヴァリンの治療をしてから、
11ヵ月のあいだ画像検査はやっていない。
ベンダムスチンの治療中には、CTとPETをやったのだが、
ゼヴァリンがいわゆる「地固め療法」的な効果をあげているのか、
やっぱり不安だった、というか何百万円もかけて効果なしってことでは
なんだか肩身が狭いじゃないか。
今回の検査結果で一安心したわけで、できればこの状態が2~3年くらい続いてほしい。
そのころには、また新しい薬を試すことができるかもしれない。
(参考資料)昨年4月~8月におこなった治療のまとめ。
日付は2~3日のずれがある。
となると、この先どんなふうに生きていこうか、といったことも考える必要があると思うんだが―
まったく考えちゃいませんよ!