2011年7月2日土曜日

民間療法。

民間療法には興味がない。

わたしは科学万能主義者ですから、みたいな態度で民間療法を見下しているからであるが、
それじゃあ、悪性リンパ腫について科学的な知識があるのかというと、あんまりない。
よくいる困った患者のひとりである。

そういう人間であるが、1つだけやってみたことがある。

2009年、初発の治療で寛解したときにネットでいろいろ調べていたら、
「山の奥のラジウム温泉」が目に入ってきた。
つげ義春のマンガ好きとしては、やっぱりこれを無視するわけにはいかない。
まあ、頭のなかでは、「山の奥のラジウム温泉」からラジウム成分が抜けて、
「山の奥の温泉」に変換されてしまっていたところはあるが。

そこで、奥さんとふたりで「山の奥のラジウム温泉」に行ってみた。
つげ義春的な、ひなびた温泉ではないが、旅館だけでなく湯治用の宿舎があったり、
山の小屋にある風呂が珍しかったりして、感じは出ていた。
ただ、客が多すぎて温泉に浸かるときは、隣のじいさんと体が密着したりして、
なにか言葉をかわさないとマズイ的な雰囲気になったりした。

それから2度、一人でその温泉に行った。
(奥さん山に興味なし)

風呂に入って、寝て、時間をもてあますと、そのへんをぶらぶらした。
旅館の横を流れている渓流沿いに、1キロほどの遊歩道があったので、そこを歩いた。
遊歩道を歩いている人は誰もいなかった。

小学生の頃、山の中をよく一人で歩いていたのを思い出した。
ちょっと怖くて楽しかったな、あれは。











 ←子供時代のわたし。







けっきょく「山の奥のラジウム温泉」通いは3回で終わりになった。

↓ こういう気分になってきて、病気と闘うとか、社会生活をがんばるとかに支障がでそうで…





















で、ラジウム温泉は効いたのか?


そんなの、わかんないですよ!

3 件のコメント:

あぜ丸 さんのコメント...

いつも読んでおります!具合はいがですか?私も全く同じで再来週からベンダムスチンとリツキサンを入れるために入院します。いつも参考によなって助かっております。カンカイ!がくることをお祈りいたします!

tokoma さんのコメント...

僕の住む町から、車で2時間ほどにある、「二股らぢうむ温泉」・・・バイクでぶっとばして入りに行くんですが、泉質や場所など、不思議な温泉です。昔々、クマさんが湯治していたようですが、特に皮膚病などは、2~3日で治ってしまうようで、様々な病に効くとの事で、知る人ぞ知るで、全国からの湯治客が来ています。湯に浸かっていると、大きなハチや蛇がやってきて、今にもクマが出てきそうな秘境ですが・・・温泉プールがあり、炭酸泉も飲用できますよ。一度、湯治にどうですか?

tokoma さんのコメント...

二股らぢうむ温泉
http://www.futamata-onsen.com/