あぜ丸さんのコメントを読んで、ベンダムスチンについて書くのを忘れていたことに気づいた。
目の前にゼヴァリンがぶら下がっているので、おろそかになっていたのだ。
馬ですか、わたしは。
■ベンダムスチン(トレアキシン)+リツキサンの治療を4クール受けた。(4月8日~7月5日)
(通常、4~6クールの治療であるらしい)
以下は、個人的な体験による治療のまとめ。
【効果】
PET検査 3月16日 (治療前)
・喉の上、鼻に近い部分の右側に集積がある。・首の両側に高い集積を示すリンパ節が数多くある。
・胸椎にそって集積がある。骨髄への浸潤と思われる。
→再発場所は、上咽頭、両側頸部リンパ節、胸椎の上部への骨髄浸潤。
PET検査 7月27日 (4クールの治療後)
・喉の上の集積はかすかに残る。
・首のリンパ節は縮小し、集積は消失。
・胸椎の集積は消失。
・新たな集積もない。
→上咽頭右側の厚くなっている部分にわずかに残るが、他の部分は消失。
CR(完全寛解)相当。
一言でいえば4クールでほぼ完全寛解。骨髄浸潤にも効いている。
わたしの場合は、大きな腫瘍がなかったので、それについてはわからない。
【副作用】
・軽いムカつきが4、5日から1週間くらい続く。
気分の悪さはCHOPの半分くらい。ただし、CHOPよりも長く続くイメージ。
・治療後2~3日の間、倦怠感がある。
・血管痛と、血管の黒ずみ。
治療後、血管に触れると痛む。
普段は痛みを感じることはないが、腕を伸ばすと突っ張る感じがある。
血管が黒ずむ場合がある。
←最初に使った血管。
4カ月たっても多少の黒ずみがある。
触ると盛り上がっていて固い。
・骨髄抑制は、ほとんどなし。
1回目の入院治療以外は、治療後1カ月たってからの採血になるので、
骨髄抑制について詳しいことは実はわからないが、問題は起こらなかった。
個人的な感想だと、骨髄抑制は言われているより早く起きて早く終る感じがした。
(投与3~4日後にはじまり、1週間前後で終わるイメージ)
投与1カ月後の血液データを見るかぎり、骨髄抑制を気にしすぎる必要はないようだ。
・発疹が出だが、ベンダムスチンの影響なのかはっきりしない。
(皮膚症状が出る人は多いらしいが)
・髪の毛を含め、脱毛はまったく無い。手足の爪への影響もない。
指のしびれ、関節痛などCHOPで起きた副作用はない。
骨髄抑制で輸血が必要になったケースは、いまのところないようだ。
【感想】
初発でベンダムスチン+リツキサンの治療を受けられるようになったらいいと思う。
そうすることで、濾胞性リンパ腫の治療イメージは大きく変わるんじゃないだろうか。
となると、再発した時の治療をどうするかという問題は出てくるが…。
40年前から使われていたなんて信じられない、びっくりの薬ですよ。
3 件のコメント:
初発でベンダムスチン+リツキサンの治療については、近々に日本では臨床試験が実施されます。その評価により、医療現場に提供されることでしょう。ベンダムスチンは通常の抗がん剤開発の常識を覆した薬です。
過去におじゃまです。
本日、診察で左鼠径部肥大を触診で認め、
末から、R&B・・・・ロックではないんだけど、
リッチャンとベンチャンを始める事になりましたよ。
往復120kmを2日間通院治療のスタートですが、
高額医療費も4/1より通院で使用出来るようになったので、お気楽に考えております。
同じ血が・・・・いや・・・・薬品が
流れているR&Bの先輩にご報告まで・・・(^^)/
コメントを投稿