2011年10月18日火曜日

歯ブラシを飲みこむ。

朝、歯を磨いていたら歯ブラシの先がポキンと折れて、
それが喉の中にするするっと入ってしまう。





  ええっ!





 
 





長さは、ブラシ全体の4分の1くらい。
これが気管に入ったら死ぬ、かなりほんとに死ぬ。
あわてて喉に指を突っこんで取り出そうとしたが、
かえって指先が、折れた歯ブラシを奥に押しこんでしまった。

焦って息を吸ったりしたら大変なことになると思い、
前傾姿勢になって、できるだけ静かに呼吸しながら、奥さんのところに行く。
たいへん、たいへん、たいへんですよ!
奥さんも驚いて背中をたたいてくれるが、歯ブラシは喉の深くに入っていくばかり。

こういう時は119番に電話すべきなのか、それとも耳鼻咽喉科に直接連絡したほうが
いいのかわからなくなって、奥さんはあたふたするし、わたしはあうあうする。

結局、血液内科の主治医に電話をして、耳鼻咽喉科か胃腸科を受診するように言われ、
タクシーでいつもの病院に行くことになった。

その頃には、歯ブラシは気管でなく、食道におりていく感じがしてきた。
ブラシのゴツゴツ感と、歯磨き粉のミント感が、喉と胃の中間あたりでしている。

で、へんな余裕もでてきて、会社に電話をする。出たのは後輩社員。
「ちょっと、変なことなんだが、たいへんなんだ!」
「どうしたんですか?」
「歯ブラシが折れて喉に詰まった」
「歯ブラシが?」
「えらいことなんで、午前中は病院に行く」
「何かよくわかりませんが、たいへんですね、お大事にしてください」


結局、主治医がわざわざ待ち合い室にやってきてくれ、消化器内科にまわしてもらい、
内視鏡で歯ブラシを取りだしてもらった。
内視鏡の担当医に聞くと、飲みこんだ歯ブラシは自然に排出されるにはちょっと大きく、
腸に詰まりかねないとのことだった。
ありがとう、主治医。

で、午後になって会社に出てみると、電話に出た後輩社員によって
このネタが社内中に広がっていて、
「会社に遅れる理由としては、生まれて初めてで画期的だった」と
みんなから大好評であった。


そんなことで評判とってバカ丸出しですよ!

1 件のコメント:

tokoma さんのコメント...

(-_-;)とっても・・・・歯ぶなかったですね!・・・順調に回復してきているようで安心しましたが・・・その他の事で、命落としてたら、たまんないっていうかーたまんないですね(^。^) お大事に! 北海道の今朝の気温3℃(*_*)  あっ来春から率気酸の維持療法やることになりましたよ。PET不合格でした(゜o゜)