2012年6月13日水曜日

濾胞性リンパ腫の薬は多い。

最近、左足だけじゃなく、キン◯マのつけ根まで痛くなってきた。
座り続けていると、けっこう辛い。
これはちょっと、どうなんだろうと思うわけである。

もし再々発なんてことになったら、どんな治療をすることになるのかイメージが湧いてこない。

なにもしないで様子を見るから始まって、リツキサンを単独でしてみるとか、
前回効いたベンダムスチンをもう1、2回するとか、R-FMを試すとか、
サルベージ療法といわれるDHAP、EPOCH、ESHAP、DeVICをやるとか、
さらに自家移植に進むとか、同種移植まで考えるとか、治験への参加など可能性はいろいろある。
もちろん病勢によって、その可能性はどんどん狭まっていくわけで、
再々発だった場合は何がどうなるか、さっぱりわからない。
あ、その時はその時なんだが。

それにしても濾胞性リンパ腫は、治療のオプションが山ほどあって、
患者の立場からすると、選択肢が多すぎてわけがわからなくなる。
とうとう初発の治療からR-ベンダムスチンをやる病院(治験)もでてきたりして、
なんだか抗がん剤の戦国時代みたいな様相を呈している。

じゃ、どうしてこんなに薬が多いのか?
理由は4つくらいあるんじゃないかと思う。

第一に、濾胞性リンパ腫は、ふつう年単位でゆっくり進行する病気だからということがある。
これがどんどん進行する病気だったら、いろいろな治療を試している場合じゃない。
悪性リンパ種や白血病には、新しい薬を試たくても、それで効果がなかったりしたら
命にかかわる病気がいっぱいある。
その点濾胞性リンパ腫は、1度や2度くらい治療がうまくいかなくても、
「じゃ、別の薬やってみましょう♪」というような話になる。音符は余計だが。
別の言い方をすればいろいろ実験する余裕がある病気と言えるんじゃないか。

二つめであるが、これは裏返しのような話で、濾胞性リンパ腫はすぐには死なないけれど
なかなか治らないという性質があるということだ。
そのおかげで、「あんた本当にがんなんですか?」と人に聞かれてしまうほど
長いがん生活を送ることになるし薬剤耐性の問題もあっていろいろな薬を 
とっかえひっかえ使うことになる。


三点目は、世界にはわれわれが思っているより濾胞性の患者がたくさんいるということだ。
日本での濾胞性リンパ腫の発症数は、だいたい年間1800人くらいだと思うが、
アメリカでは1年に18300人の患者が生まれているんだという。
http://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&langpair=en%7Cja&u=http://www.lymphomation.org/type-follicular.htm (アメリカのサイトの和訳)

その中の大多数の人が10年以上生き続けている。
単純計算すると、いまアメリカには少なく見積もっても20万人くらいの濾胞性患者が
いるってことなる。街ができそうな数だ。
そういうわけ、製薬会社にとっては濾胞性リンパ腫治療薬は大きな市場なっている
たとえばリツキサンの世界売り上げ高は、2010年にはなんと4800億円!
リツキサンは濾胞性リンパ腫だけに使われるわけではないが、
それにしたって製薬会社にとっては宝の山みたいな病気に見えるんじゃないか?


最後の理由は、B細胞性のリンパ腫(&白血病)に共通して言えることだが、
B細胞一時的にならば、体の中からなくなってしまっても人は死なないということだ。
つまりがん化していようが正常だろうがB細胞ならなんでも殺してしまう薬を作ることができる。

ところが、T細胞となると、そうはいかないみたいだ。
体からT細胞がなくなると、次々に感染症に襲われて人は生きていけないらしい。
だからT細胞性のリンパ腫には、リツキサンのようなタイプの薬は作れないんだという。
リンパ腫以外の他のがんで、がん細胞も正常細胞もひっくるめて全部なくしてしまうような薬が
あるかと調べてみたが、ちょっと見つからない。
肺癌の治療薬を使っ肺がなくなってしまったら、どえらいことだ。
そんな理由で、B細胞性のリンパ腫の薬作りやすいと言うか、いろいろな考え方で
薬を作ることができるような気がする。
実際、B細胞性のリンパ腫、おおっと驚くようなコンセプトの治療法も開発中だ。


これらは勝手な推測で書いているわけで事実とは違う部分もあるかもしれないが、
濾胞性リンパ腫の薬が多い理由は、だいたいこんな感じのような気がする

さらに現在開発中とか治験中の薬もかなりあって
これからますます治療の選択複雑になっていくだろう。
もう、いっそ居酒屋みたいに、壁に品書きみたいな紙を貼ってくれと
本日のおすすめ治療は黒板に書いておけと、

…やっぱり、それは勘弁だ。


会社じゃちっとも偉くないので、こういうところで偉そうなことが書けると
気分すっきりですよ!

3 件のコメント:

tokoma さんのコメント...

その通りですよ!
最近の私は
治す事よりも
いかに
人生を
楽しむかに
時間を
費やしております

どんな抗がん剤よりも
今・・・できる
貴重な体験が
有効な治療薬と
なっています

6月の宗谷岬や
どこまでも続く
地平線は
まだまだ寒かったけど

僕のDNAに
多大なる働きかけを
したと思います

来週から
3クール目の投与が
始まります

乗れる時に
乗っておかなければ
不安定な気候と
不安定な体調とで
人生・・・
何十回かの
夏が
過ぎ去ってしまいます

北海道の
夏の風は
生涯
忘れられない
僕の
宝です

匿名 さんのコメント...

tenten
 現在、R-CHOP2コース目です。
 3コース目の後、ベンダムスチンに切り替わりそうです。
 現在、1か月の入院の後、自宅療養中です。
 コースの途中でも、4月からの勤務に戻れないものかと考えています。
 皆さんは、ご自分の仕事とはどのように付き合っておられるのでしょうか?

匿名 さんのコメント...

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