おおっ、目が覚めたらもう1月4日、明日から会社じゃないか!
というのは大げさだが、なんだかそんな気分だ。
だいぶ遅くなったが、昨年のことをふり返ると、
余震でぐらぐら揺れる点滴台を押さえている、再発入院中の光景が思い浮かぶ。
自分はもうここで死んでしまうのかと思ったし、反対に死ぬわけないという妙な自信もあった。
日本中がたいへんなことになっているんだから、自分一人の命なんてどうなのよと考えたし、
治療を終えてさっさと退院するのが当然だとも考えていた。
そういうわけのわからない思いがあった。
もうひとつ、再発したことで、自分は最終的に濾胞性リンパ腫で死ぬ確率が
やっぱり高いのだと、あらためて感じた。
そう考えると、いつかまた襲いかかってくるであろうこの病気が、
恐ろしかったり、嫌だったり、不快だったりはするが、
反面、なんというか悪の親玉みたいな不気味な力でわたしを惹きつけた。
悪性リンパ腫について調べるほど、がんという病気の不思議や、
どこまでも複雑な人の体の深淵を見た気がした。
7行くらいぐだぐだと書いたが、ひとことで言うと「怖いもの見たさ」なのだ。
自分の体の中に、超絶お化け屋敷が入っているみたいな…。
そういうわけで、たぶん今年も悪性リンパ腫について、あれこれ素人調べをするんだろう。
で、けっきょく人生の無駄遣いですよ。
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