>tokomaさん
わたしはおっさんなんで、RCというと「ぼくの好きな先生」のイメージで、
ずっとフォークバンドと思ってました。
会社に入ってから「こいつらロックだったんかい!」とびっくりしました。
あと「トランジスタラジオ」を聞くと、ああいう時間てのは戻せないんだなあとしみじみしますが、
まあいいや。
走れる季節にそなえて、リツキサンで鼠径部をしゅるしゅるっと小さくしておいてください。
>まりさん
医者ではないので何とも言えませんが、わたしも2009年の秋ごろ、
主治医に「リツキサンの維持療法ってどうなんですかね?」と聞いたことはあります。
その時は、↓こんな理由でやめたほうがいいと言われました。
・ わたしの場合、リツキサンで免疫グロブリン(血液検査でIgGとかIgAとか出てくるやつ)が
減るらしく、感染症にかかりやすくなる。
・わたしの場合、濾胞性と言っても病気の進行が早いように思う。
維持療法で再発を防げるかもしれないが、それでも再発したら厳しいことになるかもしれない。
できればリツキサンはとっておいたほうがいい。
(リツキサンを何度も使うと耐性ができて効かなくなる恐れがあるらしいです)
「わたしの場合」を2回も書きましたが、それは濾胞性リンパ腫も人それぞれだと思うからです。
濾胞性の患者のブログをずいぶん見てきて、わたしのように骨髄浸潤が主な人、
内臓に大きな腫瘍ができる人、リンパ節だけが腫れる人、1回の治療でずっと再発しない人、
あっという間に再発する人、薬が効く人効かない人と、
同じ病気でもずいぶん違うことがわかりました。
がんという病気自体、そういうものなのかもしれません。
となると「この患者は、先々どうなりそうか」という医者の予測を信じるしかないと思います。
ただ、リツキサンの維持療法は海外でもいい結果がでているので、
考えてみる価値はあるんじゃないでしょうか。
保険適用外というのは問題ですが、高額医療費の制度もあるわけですから。
わたしもやりたいくらいです。
もちろん、維持療法をやっても再発して、さらにリツキサンの効きが悪くなって大失敗という
危険もありますよ。
無責任な言い方になりますが、本当に人それぞれなので。
2012年2月25日土曜日
2012年2月19日日曜日
デイドリームビーバー。
どうでもいい雑文なんで、暇じゃない人は読まないほうがいい。長いし。
セブンイレブンのCMを時々見るけれど、バックに流れているタイマーズ(忌野清志郎)の
デイ・ドリーム・ビリーバーを聞くと、いつも「おー」と思ってしまう。
この「おー」の性質は、懐かしさ的な「おー」なんだが、清志郎の曲ではなく、
ザ・モンキーズの原曲を思い出して「おー」となっているのだ。
ザ・モンキーズは、もともと「ザ・モンキーズ・ショー」というテレビ番組を作るため、
オーディションで集められた4人組のグループだ。
で、番組の内容は、ドタバタコメディ。
←いかにもドタバタ。
このテレビ番組「ザ・モンキーズ(邦題)」は日本でも放送され、
当時小学5年生だったわたしはがっちりそれに食いついた。
グループサウンズもドタバタコメディも大好きで、それが合体しちゃったんだからもう見るしかない。
毎週1回、夕方に放送されるその番組が楽しみでしかたなかった。
ところが、もうすぐ6年生になるわたしに、親は学習塾に行けと言いだし、
こともあろうにモンキーズの時間に塾のスケジュールを入れてしまった。
「この日はモンキーズの日だってことがわからないのか!」と、
親にむかって怒鳴った記憶がよみがえる。
(こいつは猿か、と親は思ったようで、ものすごく怒られてけっきょく塾に通わされた)
話しは飛んだが、その「ザ・モンキーズ」の番組のエンディングで歌われる曲のいくつかが
ヒットソングになった。
その中でデイ・ドリーム・ビリーバーは、最大のヒット曲だったと思う。
この曲は当時のわたしの頭の中で何度も再生された。
そうするとタイトルの「デイ・ドリーム・ビリーバー」って、何のことだろうと考えるようになる。
小学生でも「デイ・ドリーム」くらいは、「あ、昼の夢だから空想ってことか」と理解できた。
だが、「ビリーバー」はよくわからなくて、まあ「ビーバー」でいいかと仮置きしたわけである。
小学校の教室で、つまらない授業をうけている時など「デイ・ドリーム・ビリーバー」が、
頭の中でリフレインされた。
そんな時、空想癖のあるビーバーが、物思いにふけっている状況を空想して楽しんでいた。
最近小学校時代のことを思い出すなんて、まったくと言っていいほどないのだが、
デイ・ドリーム・ビリーバーを聞くと、45年前のあの頃を、ちょっと幸せなイメージつきで
思い出すことができる。
あれ?
絵をつくってみたんだが、「空想するビーバー」はなんだか不気味だ。
どうやら小学生のわたしが空想していたのは、カワウソだったみたいだ。
さらに、デイ・ドリーム・ビリーバーの原曲の歌詞を調べてみると、
↓こんな感じだった。
『空想癖のある僕は、キャンパスクイーンの彼女と結婚したけれど、
今じゃ生活に追われて、もうたいへんですよ。』
… 。
セブンイレブンのCMを時々見るけれど、バックに流れているタイマーズ(忌野清志郎)の
デイ・ドリーム・ビリーバーを聞くと、いつも「おー」と思ってしまう。
この「おー」の性質は、懐かしさ的な「おー」なんだが、清志郎の曲ではなく、
ザ・モンキーズの原曲を思い出して「おー」となっているのだ。
ザ・モンキーズは、もともと「ザ・モンキーズ・ショー」というテレビ番組を作るため、
オーディションで集められた4人組のグループだ。
で、番組の内容は、ドタバタコメディ。
←いかにもドタバタ。
このテレビ番組「ザ・モンキーズ(邦題)」は日本でも放送され、
当時小学5年生だったわたしはがっちりそれに食いついた。
グループサウンズもドタバタコメディも大好きで、それが合体しちゃったんだからもう見るしかない。
毎週1回、夕方に放送されるその番組が楽しみでしかたなかった。
ところが、もうすぐ6年生になるわたしに、親は学習塾に行けと言いだし、
こともあろうにモンキーズの時間に塾のスケジュールを入れてしまった。
「この日はモンキーズの日だってことがわからないのか!」と、
親にむかって怒鳴った記憶がよみがえる。
(こいつは猿か、と親は思ったようで、ものすごく怒られてけっきょく塾に通わされた)
話しは飛んだが、その「ザ・モンキーズ」の番組のエンディングで歌われる曲のいくつかが
ヒットソングになった。
その中でデイ・ドリーム・ビリーバーは、最大のヒット曲だったと思う。
この曲は当時のわたしの頭の中で何度も再生された。
そうするとタイトルの「デイ・ドリーム・ビリーバー」って、何のことだろうと考えるようになる。
小学生でも「デイ・ドリーム」くらいは、「あ、昼の夢だから空想ってことか」と理解できた。
だが、「ビリーバー」はよくわからなくて、まあ「ビーバー」でいいかと仮置きしたわけである。
小学校の教室で、つまらない授業をうけている時など「デイ・ドリーム・ビリーバー」が、
頭の中でリフレインされた。
そんな時、空想癖のあるビーバーが、物思いにふけっている状況を空想して楽しんでいた。
最近小学校時代のことを思い出すなんて、まったくと言っていいほどないのだが、
デイ・ドリーム・ビリーバーを聞くと、45年前のあの頃を、ちょっと幸せなイメージつきで
思い出すことができる。
あれ?
絵をつくってみたんだが、「空想するビーバー」はなんだか不気味だ。
どうやら小学生のわたしが空想していたのは、カワウソだったみたいだ。
さらに、デイ・ドリーム・ビリーバーの原曲の歌詞を調べてみると、
↓こんな感じだった。
『空想癖のある僕は、キャンパスクイーンの彼女と結婚したけれど、
今じゃ生活に追われて、もうたいへんですよ。』
… 。
2012年2月12日日曜日
海外からのアクセスも多い。
このブログの統計を見てみると海外のサイトからのアクセスがけっこうある。
「こいつ、そんなことで鼻高々なのかよ」と思う方も多いだろうが、まったくそのとおりで、
海外からのアクセスの95%以上はスパムだ。
どうやらGoogle Bloggerを専門に巡回するスパムプログラムがあるらしい。
ただ、海外からのアクセスの5%くらいは、一般人のものかもしれない。
このブログ画面のいちばん左上をみると、↓こんな表示がある。
で、右端にある「次のブログ」をクリックすると、どこかの国の誰かのブログに飛ばされるのだ。
この機能を使ってわたしのブログにやってくる外国人が、ごく少数だがいると思う。
そう考えると、日本語がまったく読めない人間にとって、
わたしのブログはかなり「怪しく」見えるんじゃないかと気がついたのだ。
貼ってある絵などを見て、「Oh, このヒト、ちょっとイカれてマ~ス!」
「キャットのモンスターの幻覚が見えるのか、コイツは、hahaha」
などと誤解をうけたら困るではないか。
ということで、せめてブログタイトルだけは英訳し、どんなブログなのかわかってもらうため、
著名WEBページプログラムの皆さんに、翻訳をお願いした。
【お題】 「悪性リンパ腫再発で、もうたいへんですよ。」
を英訳してください。
以下が皆さんの結果である。
【Google翻訳】
Recurrent malignant lymphoma, it is hard anymore.
【エキサイト翻訳】
It is already serious by malignant lymphoma recurrence.
【Yahoo翻訳】
By a malignant lymphoma recurrence, it is already serious.
【インフォシーク翻訳】
By a malignant lymphoma recurrence, it is already serious.
【ニフティ翻訳】
In the malignant lymphoma relapse, it is already serious.
【OCN翻訳】
It's malignant lymphoma recurrence and is already serious.
【ソネット翻訳】
By a malignant lymphoma recurrence, it is already serious.
なるほど。
でも、どれを選んだらいいのか、わたしの英語力ではわからん!
マイ限界英語力ですよ。
「こいつ、そんなことで鼻高々なのかよ」と思う方も多いだろうが、まったくそのとおりで、
海外からのアクセスの95%以上はスパムだ。
どうやらGoogle Bloggerを専門に巡回するスパムプログラムがあるらしい。
ただ、海外からのアクセスの5%くらいは、一般人のものかもしれない。
このブログ画面のいちばん左上をみると、↓こんな表示がある。
で、右端にある「次のブログ」をクリックすると、どこかの国の誰かのブログに飛ばされるのだ。
この機能を使ってわたしのブログにやってくる外国人が、ごく少数だがいると思う。
そう考えると、日本語がまったく読めない人間にとって、
わたしのブログはかなり「怪しく」見えるんじゃないかと気がついたのだ。
貼ってある絵などを見て、「Oh, このヒト、ちょっとイカれてマ~ス!」
「キャットのモンスターの幻覚が見えるのか、コイツは、hahaha」
などと誤解をうけたら困るではないか。
ということで、せめてブログタイトルだけは英訳し、どんなブログなのかわかってもらうため、
著名WEBページプログラムの皆さんに、翻訳をお願いした。
【お題】 「悪性リンパ腫再発で、もうたいへんですよ。」
を英訳してください。
以下が皆さんの結果である。
【Google翻訳】
Recurrent malignant lymphoma, it is hard anymore.
【エキサイト翻訳】
It is already serious by malignant lymphoma recurrence.
【Yahoo翻訳】
By a malignant lymphoma recurrence, it is already serious.
【インフォシーク翻訳】
By a malignant lymphoma recurrence, it is already serious.
【ニフティ翻訳】
In the malignant lymphoma relapse, it is already serious.
【OCN翻訳】
It's malignant lymphoma recurrence and is already serious.
【ソネット翻訳】
By a malignant lymphoma recurrence, it is already serious.
なるほど。
でも、どれを選んだらいいのか、わたしの英語力ではわからん!
マイ限界英語力ですよ。
コメントお礼
>mephedroneさん
どう見てもスパムの自動書き込みさんと思われますが、
リンク先がヤバイ薬のサイトで面白かったです。
でも、今は間に合ってますので。
>Rellさん
2008年の初発の時は、ベンダムスチンの“ベ”の字もなかったのに、
今はもう当たり前のように使われていることを考えると、
濾胞性リンパ腫の場合、うまく逃げられれば、生き延びる可能性が増えそうに思います。
鬼ごっこみたいですが。
>tokomaさん
「マブいスケ」とか、むかし言いませんでした?
治療とは関係ないんですが(笑)
どう見てもスパムの自動書き込みさんと思われますが、
リンク先がヤバイ薬のサイトで面白かったです。
でも、今は間に合ってますので。
>Rellさん
2008年の初発の時は、ベンダムスチンの“ベ”の字もなかったのに、
今はもう当たり前のように使われていることを考えると、
濾胞性リンパ腫の場合、うまく逃げられれば、生き延びる可能性が増えそうに思います。
鬼ごっこみたいですが。
>tokomaさん
「マブいスケ」とか、むかし言いませんでした?
治療とは関係ないんですが(笑)
2012年2月4日土曜日
ニブはまだかいな。
今回も知ったかぶりである。
リツキサンは画期的な薬だと思う。
治療に使われるだけでなく、維持療法の効果もはっきりしてきたようで、
濾胞性リンパ腫患者の生活とか、人生観(病気観かな)も変えているような気がする。
でも、血液がんのジャンルには、リツキサンと同程度か、それ以上に画期的な薬がある。
慢性骨髄性白血病の治療薬、グリベック(一般名イマチニブ)だ。
グリベック以前の慢性骨髄性白血病の5年生存率は40~70%だったが、
2001年にグリベックが登場してからは5年生存率は90%近くになった。
今は、慢性骨髄性白血病の患者の95%が5年以上生存しているという。
グリベックも完璧な薬というわけではなく、長期使用すると効果がなくなる耐性の問題はあるが、
タシグナ(一般名ニロチニブ)やスプリセル(一般名ダサチニブ)といった、
2番手3番手の薬がすでに発売されて、その問題をリカバーしている。
慢性骨髄性白血病は、死を意識しながら暮らすような病気から、
「薬を飲むのはめんどくさいけど、まあ、いいか」的な病気に変わりつつあるんじゃないか。
(患者の方は、そんなに甘いもんじゃないと怒るかもしれないが…)
それほどグリベックの効き方はすごいと思う。
なんでそんなに効くのかと思って、ちょっと調べてみた。
グリベックも、リツキサンと同じように「分子標的薬」と呼ばれる薬だ。
ウィキペディア「分子標的薬」より
上のリンクを見ると、モノクローナル抗体であるリツキサンと違い、
グリベックは「チロシンキナーゼ阻害剤」というジャンルの分子標的薬である。
一般名の呼び方も、モノクローナル抗体は語尾が「~マブ」。 例:リツキシマブ
チロシンキナーゼ阻害剤の場合は、語尾が「~ニブ」 だ。 例:イマチニブ
じゃあ、この「チロシンキナーゼ阻害剤」というのは何だということになる。
慢性骨髄性白血病を例にとると、大雑把にこんな感じで効くらしい。
■何らかの原因で、遺伝子にトラブルが発生し、「フィラデルフィア染色体」という
異常な染色体が生まれる。
↓
■フィラデルフィア染色体から、BCR-ABLチロシンキナーゼという物質が生まれる。
↓
■BCR-ABLチロシンキナーゼは、ATP(アデノシン三リン酸)と結びついて活性化し、
細胞に異常な信号を発信する。
↓
■異常な信号によって、細胞ががん化する。
このがん化メカニズムに対して、チロシンキナーゼ阻害剤であるグリベックは、
BCR-ABLチロシンキナーゼがATPと結びつくのをじゃまして、がん化を防ぐ。
←グリベックががん化を防ぐの図
(パックマンではない)
こういう作用をする薬は、悪性リンパ腫ではまだ実用化されていないが、
濾胞性リンパ腫だって、発症メカニズムは慢性骨髄性白血病と大きく違わないはずだ。
グリベックのように画期的に効く、チロシンキナーゼ阻害剤(~ニブ)が悪性リンパ腫にも
あらわれないだろうか?
と思っていたら、あらわれそうなのだ。
この薬はチロシンキナーゼではなく、オーロラA キナーゼという物質を阻害するらしいが、
大雑把に言うと、(~ニブ)の仲間ってことだと思う。
(ちなみにオーロラキナーゼは、ショウジョウバエから見つかった分子で、
見た目がオーロラみたいだからオーロラキナーゼと名づけられた)
濾胞性リンパ腫の治療に(~ニブ)の薬が使われるようになるには、
まだ4~5年かかりそうな気がする。
でも、なんとか生き延びれば、また新しい治療の光が射すと思ってみよう。
そうすれば気も楽になるというものだ。
もう、すでに十分気楽という状態ではあるんですが…。
リツキサンは画期的な薬だと思う。
治療に使われるだけでなく、維持療法の効果もはっきりしてきたようで、
濾胞性リンパ腫患者の生活とか、人生観(病気観かな)も変えているような気がする。
でも、血液がんのジャンルには、リツキサンと同程度か、それ以上に画期的な薬がある。
慢性骨髄性白血病の治療薬、グリベック(一般名イマチニブ)だ。
グリベック以前の慢性骨髄性白血病の5年生存率は40~70%だったが、
2001年にグリベックが登場してからは5年生存率は90%近くになった。
今は、慢性骨髄性白血病の患者の95%が5年以上生存しているという。
グリベックも完璧な薬というわけではなく、長期使用すると効果がなくなる耐性の問題はあるが、
タシグナ(一般名ニロチニブ)やスプリセル(一般名ダサチニブ)といった、
2番手3番手の薬がすでに発売されて、その問題をリカバーしている。
慢性骨髄性白血病は、死を意識しながら暮らすような病気から、
「薬を飲むのはめんどくさいけど、まあ、いいか」的な病気に変わりつつあるんじゃないか。
(患者の方は、そんなに甘いもんじゃないと怒るかもしれないが…)
それほどグリベックの効き方はすごいと思う。
なんでそんなに効くのかと思って、ちょっと調べてみた。
グリベックも、リツキサンと同じように「分子標的薬」と呼ばれる薬だ。
ウィキペディア「分子標的薬」より
上のリンクを見ると、モノクローナル抗体であるリツキサンと違い、
グリベックは「チロシンキナーゼ阻害剤」というジャンルの分子標的薬である。
一般名の呼び方も、モノクローナル抗体は語尾が「~マブ」。 例:リツキシマブ
チロシンキナーゼ阻害剤の場合は、語尾が「~ニブ」 だ。 例:イマチニブ
じゃあ、この「チロシンキナーゼ阻害剤」というのは何だということになる。
慢性骨髄性白血病を例にとると、大雑把にこんな感じで効くらしい。
■何らかの原因で、遺伝子にトラブルが発生し、「フィラデルフィア染色体」という
異常な染色体が生まれる。
↓
■フィラデルフィア染色体から、BCR-ABLチロシンキナーゼという物質が生まれる。
↓
■BCR-ABLチロシンキナーゼは、ATP(アデノシン三リン酸)と結びついて活性化し、
細胞に異常な信号を発信する。
↓
■異常な信号によって、細胞ががん化する。
このがん化メカニズムに対して、チロシンキナーゼ阻害剤であるグリベックは、
BCR-ABLチロシンキナーゼがATPと結びつくのをじゃまして、がん化を防ぐ。
←グリベックががん化を防ぐの図
(パックマンではない)
こういう作用をする薬は、悪性リンパ腫ではまだ実用化されていないが、
濾胞性リンパ腫だって、発症メカニズムは慢性骨髄性白血病と大きく違わないはずだ。
グリベックのように画期的に効く、チロシンキナーゼ阻害剤(~ニブ)が悪性リンパ腫にも
あらわれないだろうか?
と思っていたら、あらわれそうなのだ。
この薬はチロシンキナーゼではなく、オーロラA キナーゼという物質を阻害するらしいが、
大雑把に言うと、(~ニブ)の仲間ってことだと思う。
(ちなみにオーロラキナーゼは、ショウジョウバエから見つかった分子で、
見た目がオーロラみたいだからオーロラキナーゼと名づけられた)
濾胞性リンパ腫の治療に(~ニブ)の薬が使われるようになるには、
まだ4~5年かかりそうな気がする。
でも、なんとか生き延びれば、また新しい治療の光が射すと思ってみよう。
そうすれば気も楽になるというものだ。
もう、すでに十分気楽という状態ではあるんですが…。
コメントお礼
> Yoikochan34さん
リツキサンの維持療法は寛解期間を延長するとか、生存率そのものを向上させるといった
データがでてきていますね。
維持療法は、すごくいい作戦だと思います。
って、わたしはどうしたものか?
リツキサンの維持療法は寛解期間を延長するとか、生存率そのものを向上させるといった
データがでてきていますね。
維持療法は、すごくいい作戦だと思います。
って、わたしはどうしたものか?
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